ジョーン・ジェット ホッとする安心

今そこにあるジョーン・ジェット

柄にも無くライブなんか聴きに行った昨日のこと。
20代後半あたりの男3人組(B/Vo、G、Ds)のバンドが7曲ほど演奏したのですが
ほとんどオリジナル曲の中に突然聞き覚えのあるイントロが来て、「おやっ?まさか」。

なんと“Louie Louie”でした(ルイルイと言っても太川陽介さんのは“Lui-Lui”・作詞:石原信一 作曲:都倉俊一、1977)でこれはまったく別曲。

オリジナル曲はアメリカのドゥワップ歌手リチャード・ベリーにより1957年発表された大変古いロックンロールです。

以下多数のカバーが存在します。
まず1963年キングスメンによるカバーが、有名なようです。

この音は昔聞いたような覚えが。Wikipedia英語版によると「キングスメンのエディションは卑猥な歌詞によりFBIの捜査対象になったが不起訴」のようなことを書いてあります。
後年のロックなどから比べて可愛いものですが。

明快なフレーズでノリの良いこの曲はそれからロック、R&B、ポップス等数限りなくカバーされ続けています。
YouTubeにも膨大なバージョンが上がっていて、いろいろ聞いて飽きません(→検索結果)。

個人的な趣味で取り上げると、キンクス(1964)なんか好きです。

ひよこがCDで持っているのは

ジョーン・ジェット&ブラックハーツの1981年の大ヒット“I love Rock’n roll”に収められたバージョン。

キレの良さが好きです。

如何にもパンクロッカーの好きそうな題材でクラッシュ(1977)なんかのは有名らしいです。

聞いてみてなるほどと思います。

意外に新しいんですが、イギー・ポップ(1991) のも有名なようです。

同じ曲をこれだけのアーティストがカバーすることで、アーティストの解釈というか色が綺麗に解る、貴重な曲ですね。

昨日聞いた詩は日本語の歌詞でしたが、実はよく聞き取れず…日本では誰かカバーしてたのかな?

あと、戦争映画で聞いた気がして調べたらちょっと違い、“Down Periscope”(邦題イン・ザ・ネイビー:潜望鏡を下げろ!)でした。
これは1996年アメリカの海軍コメディで、老朽潜水艦が嵐の中停泊している漁船を装い、仮想敵の原潜をやり過ごす場面に登場しました。如何にも酔っ払いが乱痴気騒ぎに歌いそうな歌で、下の予告編の終わりにちょっと出てきます。

ちょっと「眼下の敵」と混同してました…

昨日のバンドは若いのによくこんな曲知っていたなあと感心したものでした。
また知っている曲が久々聴けると嬉しいですね。

暇な日に、いろんなバージョンを聞き比べてみようと、ここにメモしておきます。
ルイルイ~♪

ジョーン・ジェット どこまで行ったら、未来だろう

スティーヴン・キング ビッグ・ドライバー [DVD] 4,104円 Amazon  車の故障で助けを求めたトラック運転手に暴行され、殺されかけた女性作家の復讐を描いたスティーヴン・キングの中編小説を原作としたサスペンス映画です。主演はマリア・ベロ、共演はオリンピア・デュカキス、ジョーン・ジェット、アン・ダウド、ウィル・ハリス他。 ヒロインを助ける「いい男」の存在といった安易な恋愛要素を全く持ち込まなかったのはいいですし、復讐劇として出来は悪くないのですが、テレビ映画として尺が決まっているせいか、少々間延び感があったのはちょっと残念。90分に満たない尺ですが、この内容なら60分で充分だと思います。